香南が学校に出かけてしばらくすると 松村から連絡が入った。

「駅で合流しました」
「よし」
これで夕方駅につくまでは松村が香南を見守ってくれるはずだ。
 
机の後ろの棚から ファイルを取り出す。
開いたページで美しい笑顔を見せる女に 隼人はそこにあったペンを突き刺した。


「ただじゃおかない」

殺さないとあの日香南に約束をした。
だがこの仕打ちはあまりにも酷い。
殺されても文句の言えない事を 既にあの女は平気で行っているのだ。
自分の大切な香南に。

殺すより痛みを味合わせてやる。

そうするには……隼人は必死で考えた。
その脳裏に青ざめた香南の顔がちらついた。

人をここまで傷つけてだたですむと思うな と隼人はファイルのみそらに呟いた。

 

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学校につくと自分に張り付いていた松村は やっと自分の席に戻っていった。
どうせ今日は特にしっかりついているように言われたのかもしれない。

教科書を広げ授業を受けていても 脳裏にあの映像が何度も繰り返される。
それからあの紙袋に山とあった他のビデオは たぶん何度も遭ったレイプの時のものだろう。

耐えられない恥辱に遭った。
その度に 生きていたくないと思った。

 


そして今 あの人がその汚れた自分を目の当たりにすると思うと レイプされるより心が痛む。

 

 

 


両手の先から何か黒い物が身体を浸食してくる。

足の先からも。

頭からも。

自分の汚れはどうやってもとれはしないのだ。

 

 

あのビデオを見ればわかってしまうだろう。

抵抗し傷つきながら最後はそれでも感じて達する自分が。


この身体がどれほどあさましいかが。

 

 

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